声は時を超え、巡る。
巡言電話は、未来の自分へ声を届ける黒電話型デバイスです。
受話器を取り、ダイヤルで届ける時間を決め、自分の声を残します。指定した時間になるとベルが鳴り、未来の自分が受話器を取ることで、過去に録音した声が再生されます。
電話には、本来「電話をかける相手」がいます。巡言電話では、その相手を未来の自分に置き換えました。
タイムカプセルや未来への手紙が特別な出来事を残すものだとすれば、巡言電話が扱うのは「特別ではない、今日の声」です。数十分後の自分へのお願い、明日の自分への励まし、少し先の自分への問いかけ。日常的に何度でも、時間を隔てた自分と対話できます。
前作MONICOでは、前夜に録音した自分の声が翌朝の感情や行動に働きかける可能性を検討しました。巡言電話ではその体験を「翌朝」から、より自由な未来へ拡張しています。
JIDF学生文化デザイン賞2026 協賛社賞(株式会社丹青社賞)受賞。
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モノにこころをあずけておりまして 展示
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